昨年の初夏くらいにWiLL Viを中古で買ってから早一年半、かわいすぎるあまり彼女のことをもっと知りたいので車内の信号をどうにかして読めないか探っています。
一番手前が俺の嫁。かわいいし荷物積めるし最高じゃないですか。
どんな信号が流れているのか
いまや自動車の中身はおおかたが電子機器になっています。速度やエンジン回転数なんかが車内の制御コンピュータどうしのネットワークで流れることで、タコメータの針がふれたり、縦列駐車をビシーッとキメられるようにハンドルが曲がったりと、そこそこ便利になるように利用されているんですね。
WiLL Viも2000年ごろの自動車ですが、エンジンやエアバッグなんかのコンピュータが搭載されているので、それら同士の通信用だったり、警告ランプを点灯させたりするために自動車内のネットワークが構成されているのです。
どうやって読み取るのか
配線にワニ口クリップで電圧を…みたいなことをする必要はなく、コンピュータの故障診断用ポートを使います。OBD2(On-Board Diagnostics)というコネクタがどの自動車にも搭載されていて、通常は診断ツールで読み出します。
最近の自動車で使われているのは、シリアル通信とCAN通信のどちらか。2000年〜2003年くらいに生産されたものはシリアル通信、それ以降はCAN通信になっています。前者はISO 9141-2にて規定されていて、10.4kbps。Highが5Vや3.3Vなどではなく、12Vらしい。後者はISO 15765(よく調べてない)で、2本の線の差動信号で信号を読み取ります。両者とも送受信を同じ配線で行います。
長くなったので、WiLL Viで今のところどんなことを試したかは別の記事に。
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