ARMマイコンをいじるのにちゃんとしたエミュレータがあるといいなと思っていましたが、どれもかなり高く二の足を踏んでいたところ、J-LINKシリーズの廉価版でJ-LINK EDUというものがあるのを知りました。教育用としか読めないのにふつうに買えるので、ひとつ買ってみました。
教育以外の人が買ってもいいらしい
教育・学習が主で、Freescaleのサイトには趣味やNGOでもどうぞといった記述もあったと記憶しています。もともとの目的から、開発業務での使用は認められていないということなので、個人的に使うぶんにはいいらしい。
1万円以下で買える
DigiKeyやAdafruitにも取り扱いがあり、だいたい$70以下です。日本円だとMouserが安かったので、Mouserで買いました。1台で送料無料枠に入るので助かります。
確認するのに英語版やUSDも見ましたが、通貨レートを見てもUSDのほうがなお安いですね。結局クレジットカード払いだからそっちにすればよかった…。
J-LINK BASEと同等品
なので、思いのほか機能を積んでいてくれて助かります。20ピンのうちひとつに、ターゲットに供給する5Vを出力する機能がついています。オンオフはコマンドラインからですが、別途電源を用意する必要もなくありがたい。レギュレータで適宜下げた電圧に信号線を合わせてくれるので、定格を超えてしまう心配もなし。
マイコンの評価ボードに付属のデバッガは、そのボードに積んでいるもの以外には対応しなかったりすることがあるので、ちゃんとしたものがあるといいなと思っていたところでした。コマンドラインではありますが、Macでもちゃんと動いてくれるのもありがたいところ。まだ複雑なことに手をつけていませんが、これはいいですね。