2014年11月9日日曜日

Ringの回路雑感

Kickstarterで出資した変身できないほうの魔法の指輪が届きました。ソフトや使用感の話はいろいろ出ているので、製品そのものの雑感を書きます。

電源端子について

指輪の内側に充電用端子が出ています。満充電後にテスターをあてると、ほぼほぼリチウムイオン電池と同じだけの電圧が出ます。ダイオードでも入れて表に出ないようにしとけよ…なんて思いましたが、充電スタンド側を分解するとTIのBQ24090を積んでいました。充電ICは指輪の中に入っていると予想していたのですが。BQ24090のデータシートの参考回路を見るとICから直接電池につないでいるので、ここを指輪と充電器とで分離すると、指輪の端子で遮断するのはいろいろ調整とか大変なのかなと思いました。

工事設計認証について

外箱の底面に技適マークと番号がついていましたが、これはNGです。電波を出すものに記載するので、Ringの場合は指輪に記載します。電波を出すものに書いてある前提で、購入の目安とするために外箱等にも記載するのはOKです。高くなるかもしれないけど、指輪の内側に彫ってあったりしたらちょっとかっこいいのでこれからに期待したいところ。

11/15 訂正 この工事設計認証の話はBluetooth部分を自前で設計した場合の話で書きました。内部に認証取得済みモジュールを内蔵している場合は、Logbarのやり方が正しくなります。申し訳。

RingのiPhoneアプリにHardware Versionの項目があるので、これからまだ改良が入るかもしれません。Kickstarterの1stロットだから、多少ひっかかる点もあるけれどまあよしと言ったところ。もの自体はちゃんと動くし動いたときは楽しいので、SDKも楽しみに待っています。